








18世紀の古典絵画からプーチンの肖像画まで、ロシア絵画の全貌を一冊にまとめあげた挑戦的な画集。
本書は18世紀、19世紀、20世紀の3つのパートに分かれており、各時代を代表するロシアの名画を一挙に紹介している。
18世紀はピョートル大帝による西欧化・近代化が成し遂げられた後、美術アカデミーが設立され、西欧と変わりない本格的なアカデミズム教育が行われるようになり、宮廷美術や宗教画を中心に発展した。
そして19世紀にはロシア絵画の「金の時代」が訪れる。アイヴァゾフスキー、クラムスコイ、レーピンなど後世に絶大な影響をもたらした巨匠たちが列をなして現れた。
20世紀は革命と社会主義の時代。美術史に突如として現れたロシア・アヴァンギャルドは新たな時代の到来を象徴する美的革命であり、文学、演劇、音楽、美術などの領域を横断してあらゆる表現手法の実験を繰り返した。だが1930年代になると美術においてもスターリニズムの圧力がかかり、こうした前衛芸術は禁じられ、社会主義的に「正しく」かつ分かりやすい具象絵画が模範とされるようになる(社会主義リアリズム)。
ロシア絵画の世界は広大でそして複雑だ。
この一冊はそんなロシア絵画の世界を旅する人の良き案内書となるだろう。
ハードカバー
511ページ、225x295mm(横×縦)
言語:ロシア語
刊行年:2003年
出版:KITEZH社
状態:古書。経年劣化が見られ、ややヤケなどがあります。比較的綺麗な状態です。
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