




ヤロスラフ・ヴァレチカ(1972〜)はプラハ出身の画家。北ボヘミアの山間部に位置する村リースカで幼少期を過ごし、その時代から得たインスピレーションを元に不可思議な風景画を描いている。
燃え盛るような夕焼け、空の色を反射する美しい湖畔、深々と降る粉雪…。ヴァレチカの描く風景は一見すると牧歌的でノスタルジックな光景にも見える。だがよく見てみると空から降り注ぐ火球に焼かれた民家や、不気味な民族衣装を身につけた人物、何かから逃げるように走る人の姿など、不穏な「何か」が潜んでいるのが分かる。
「逢う魔が時」という言葉が示す通り、昼と夜の間の夕暮れ時は人の心を不安定にする。赤く染まった空を眺めていると、いつもは見えない何かが眼前に迫ってくるような錯覚を覚える。ヴァレチカが夕焼け空にこだわるのは、こうした不安定な状態を絵画世界で表現するためだろうか。
本書では、2011年〜2015年の間に制作されたヴァレチカの作品を収録。
ハードカバー
200ページ、285×250mm(横×縦)
言語:チェコ語、英語
刊行年:2015年
出版:KANT
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