





ジャン・エンリ(Zhang Enli, 1965〜)は吉林省出身の画家。現在は上海を拠点に活動している。身近にありながら見過ごされているものに焦点を当て、一面を覆い尽くすようなダイナミックな色彩使いで没入感のある絵画作品を制作している。また段ボールやバケツ、公衆トイレといったおよそ目を向けられないであろう対象も画家にとっては立派なテーマである。
本書は2019年にローマのボルゲーゼ美術館にて展示されたジャン・エンリのインスタレーションを紹介する一冊。美術館の随所に設置された「塔」は段ボールの立方体が積み重なって出来ており、鮮やかな彩色が施されている。本プロジェクトでジャンは建築と絵画の関係性を模索し、この構造物が生み出す空間の価値や意義を問いかけようとしている。
ソフトカバー
96ページ、220×280mm(横×縦)
言語:イタリア語、英語
出版:Corraini Edizioni
刊行年:2019年
状態:新品
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