2016年にエストニア、クム美術館で開催された企画展「ロマンと革新:1940〜1950年代のバルト三国の絵画における社会主義印象派」のカタログ。「社会主義印象派(Stalinist Impressionism)」とは、1940〜1950年代のソビエト連邦支配下のバルト三国で発展した、社会主義リアリズム絵画の一形態である。社会主義リアリズム絵画は、党のイデオロギーをわかりやすく伝播し、理想的な人民の生活を誇張して描写することで、人々の結束を高めるプロパガンダの役割を担っていた。1948年以降ソ連では印象主義が批判されるようになったが、エストニアを中心とするバルト諸国の絵画では印象派風の明るい色彩が変わらず用いられた。社会主義印象派は、誇張されたプロパガンダ的イメージと印象派の柔らかく明るい色彩が同居した、奇妙な芸術様式と言えるかもしれない。この展覧会カタログではエストニアをはじめとするバルト三国の画家による、印象派風の色彩や筆致で描かれた社会主義リアリズム絵画の数々を紹介する。
ソフトカバー
135ページ、220x280mm(横×縦)
言語:エストニア語、英語(対訳)
刊行年:2016年
出版:クム美術館
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