ヒルマ・アフ・クリント(1862〜1944)はスウェーデンの女性画家。王立芸術アカデミーで学んだ後に神秘主義に傾倒し、幾何学的な紋様と整然とした色彩配置から成る独特の視覚言語を創出した。画家の没後作品の公表が控えられたこともあって、20世紀の美術史の中でクリントの存在は必ずしも大きいものではない。だがカンディンスキー、モンドリアン、マレーヴィチに並んで最初期に抽象芸術を生み出したという点でも、今後一層高く評価すべき芸術家と言えるはずだ。
本書は現代美術、美術史、哲学、宗教学の専門家20名によるクリントの論評集。20世紀前半の美術史において特異な存在であるクリントを、彼女が影響を受けたと思われるゲーテの色彩論から、神智学や人智学などのオカルトまで引用し、様々な角度から考察し、ヒルマ・アフ・クリントという画家の謎を丹念に紐解いていく。
ハードカバー
320ページ、230×290mm(横×縦)
言語:英語
刊行年:2021年
出版:Stolpe Publishing
状態:新品
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