





ヒルマ・アフ・クリント(1862〜1944)はスウェーデンの女性画家。王立芸術アカデミーで学んだ後に神秘主義に傾倒し、幾何学的な紋様と整然とした色彩配置から成る独特の視覚言語を創出した。画家の没後作品の公表が控えられたこともあって、20世紀の美術史の中でクリントの存在は必ずしも大きいものではない。だがカンディンスキー、モンドリアン、マレーヴィチに並んで最初期に抽象芸術を生み出したという点でも、今後一層高く評価すべき芸術家と言えるはずだ。
本書は2018〜2019年にニューヨークのグッゲンハイム美術館にて開催されたヒルマ・アフ・クリントの回顧展"Hilma af Klint: Paintings for the Future"に関連して、同展で行われた研究会の成果を取りまとめたものである。モダニズムと抽象芸術が開花した20世紀初頭の時代精神とはいかなるものだったのか。5人の研究家が、クリントと同時代の芸術家との関連性、クリントの手記、ニューヨークにおける神智学の起源、クリントが現代美術に与えた影響など様々なトピックを取り上げながら、それぞれ異なるアプローチで探究する。
ハードカバー
128ページ、230×290mm(横×縦)
言語:英語
刊行年:2020年
出版:Stolpe Publishing
状態:新品
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