






2013年にロンドンのナショナル・ギャラリーで開催された「Facing the Modern The portrait in Vienna 1900」展のカタログ。1867年から第一次世界大戦が終わる1918年にかけて、ウィーンはオーストリア=ハンガリー帝国の都であり、ヨーロッパでも有数の大国だった。経済が活性化し、宗教や民族に対する寛容さが広がったこの時代に、急成長する多文化的なウィーンの中産階級は、肖像画を通じて自らの富や地位を誇示するとともに、政治的な志向や芸術的な嗜好を表現した。しかし1918年に近づくにつれて、やがて肖像画は社会不安や疎外感を映し出すようにもなった。それは保守的で国粋主義的で反ユダヤ主義的な大衆運動の台頭と帝国の崩壊を反映していたのであった。本書ではグスタフ・クリムト、エゴン・シーレ、オスカー・ココシュカなど著名な画家はもちろん、アーノルド・シェーンベルクやブロンシア・コラー=ピネル、イジドール・カウフマンなど、あまり認知されていない女性画家、ユダヤ人画家も紹介されている。
ハードカバー
214ページ、225×298mm(横×縦)
言語:英語
刊行年:2013年
出版:The National Gallry
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