Richard Bergh: Ett konstnärskall
リッカルド・ベリ(Richard Bergh、1858〜1919)はスウェーデンの画家。芸術家村として知られるパリ郊外のグレー=シュル=ロワンに滞在し、帰国後はスウェーデンの画家84名と共に、「オプーネント」(反逆者)グループを結成し、アカデミーの改革を訴えた。このグループにはカール・ラーションも参加した。1889年のパリ万国博覧会の展示では、ベリがグランプリを獲得し、スウェーデンの画壇に世代交代がなされたことを国内外に示すものとなった。1890年代には小さな海岸の村ヴァールベリを拠点とする「ヴァールベリ派」に参加。1892年と93年にコペンハーゲンで開催されたポスト印象派の展覧会に触発され、カール・ヌード・ストローム、ニルス・キュレーゲルとともにゴーガンの作品を熱心に研究した。一方でラーションはその影響を受けず、ポスト印象派風の風景画を描く彼らを見て「ゴーガンの剽窃に過ぎない」と一蹴している。エウシェン王子と歌手のカリン・ピュークをモデルとした『北欧の夏の宵』(1899〜1900年)は特に印象的で、北欧絵画の中でも名画のひとつに数えられる。
本書は2002年にプリンス・エウシェン美術館で開催されたリッカルド・ベリ展と連動して刊行されたカタログとなっている。フルカラーの図版でベリの代表作を数多く掲載。北欧絵画の世界を知る、格好の一冊。
ハードカバー
173ページ、245×305mm(横×縦)
言語:スウェーデン語
刊行年:2002年
出版:Prins Eugens Waldemarsudde
状態:新品
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