パウラ・モーダーゾーン=ベッカー(1876〜1907)はドイツの画家。ドイツ表現主義の先駆けとなった女性画家であり、31歳の若さで夭折した。北ドイツの小さな村ヴォルプスヴェーデに創設された芸術家コミュニティに参加し、創設者の一人であるフリッツ・マッケンゼンに絵の手ほどきを受けた。ヴォルプスヴェーデ芸術家コロニーには詩人ライナー・マリア・リルケや、画家ハインリヒ・フォーゲラー、後にパウラの夫となるオットー・モーダーゾーンといった芸術家たちが集い、共に親交を結んだ。パウラはパリにも度々訪れ、そこで出会ったセザンヌやマティス、ゴーギャンなどポスト印象派の作品に多大な影響を受けた。1907年に念願の第一子を授かるも、同年に塞栓症にかかり31歳でこの世を去った。裸体の自画像を初めて描いた女性画家とも言われるように、パウラの作品は素朴ながらも大胆で、開放的な雰囲気に満ち溢れている。
本書は2018年秋にプリンス・エウシェン美術館(スウェーデン)で開催された「パウラ・モーダーゾーン=ベッカーとヴォルプスヴェーデ芸術家コロニー」展に併せて刊行されたカタログとなっている。パウラ・モーダーゾーン=ベッカーをはじめ、ハインリヒ・フォーゲラー、フリッツ・オーヴァーベック、オットー・モーダーゾーンなど、芸術家コロニーに参加した画家の作品を約70点掲載。
ハードカバー
174ページ、247×315mm(横×縦)
言語:スウェーデン語
刊行年:2018年
出版:Prins Eugens Waldemarsudde
状態:新品
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