本書は、2022年にシュテーデル美術館(ドイツ)にて開催されたピエール=オーギュスト・ルノワールの企画展「Renoir: Rococo Revival」の公式図録となる。1910年よりシュテーデル美術館に所蔵されてきたルノワールの傑作『昼食の後で』(1879年)を出発点として、ルノワールの生涯にわたる画業の中で、重要なインスピレーション元となったロココ様式について幅広く探究する。フランス革命以後、新古典主義が時代の潮流となり、甘美な装飾様式たるロココは貴族的あるいは退廃的とも揶揄され、徐々に廃れていった。時代が流れ、19世紀後半になるとロココ様式は復権を果たし、その優雅で耽美的な世界観はルノワールにも大きな影響を及ぼした。本書では、ルノワールの傑作の数々をはじめ、フランソワ・ブーシェ、ジャン・オノレ・フラゴナール、ジャン=バティスト・パテル、ニコラ・ランクレなど、18世紀のロココ絵画の巨匠たちの作品や、同時代のフランス印象派の画家の作品も並行して紹介する。また、ルノワールの代名詞的な人物画の他、風景画、静物画、彫刻なども多数掲載し、彼の芸術家としての多面的な才能に迫る。
ハードカバー
328ページ、230×280mm(横×縦)
言語:英語
刊行年:2022年
出版:HATJE CANTZ
図版:350点
状態:新品
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