













パブロ・ピカソの「青の時代」を紐解く。ピカソが画家としての独自性を最初に獲得した時代(1901〜1904年)は「青の時代」と呼ばれる。その名の通り、この時期のピカソは紺青を基調に、娼婦や物乞い、母子を描いた。孤独と貧困を経験した若きピカソは、高い精神性に包まれた深みのある作品を制作し続けた。本書では、1901年から1906年の間にピカソが手がけた絵画、スケッチ、ドローイング、彫刻作品を年代順に掲載。本書の後半では『青い部屋』(1901年)、『しゃがむ乞食女』(1902年)、『スープ』(1903年)の三作品について、最新の科学調査に基づいて再検証する。近年の赤外線調査の実施により、絵の下に別の作品が描かれていることや、ピカソが大胆に構図を変更したことが判明。本書ではこの調査についてより詳しく解説されている。
【詳細】
ハードカバー / 336ページ / 248×287mm(横×縦) / 言語:英語 / 刊行年:2021年 / 出版:Delmonico Books/Art Gallery Of Ontario/The Phillips Collection / 図版:400点 / 状態:新品
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