{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/10

Anselm Kiefer: Mein Rhein

残り2点

9,900円

送料についてはこちら

アンゼルム・キーファー(1945〜)はドイツの現代美術家。1970年代末から80年代にかけて興った「新表現主義」の代表的なアーティストである。1969年、ヨーロッパ各地でナチ式敬礼をする自身を撮影した写真シリーズ「占拠」を発表。ナチス・ドイツの忌まわしい歴史を正面から炙り出したこの作品は当時物議を醸し出した。1980年代以降は、縦横3メートル近くある巨大なカンヴァスに藁などの植物を固着させた絵画シリーズを展開。本棚に鉛で出来た本を収めた彫刻といった、素材の物質性に着目した作品を制作している。現在は南仏のバルジャクに200エーカーの広さを誇る広大なアトリエを構え、敷地全体が作品制作の場であり展示空間にもなっている。2024年にはヴィム・ヴェンダース監督によるドキュメンタリー映画『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』が公開。 2024年、オーストリア・ザルツブルクの現代美術ギャラリー、タデウス・ロパック(ヴィラ・カスト)で開催されたアンゼルム・キーファーの個展「Mein Rhein」に併せて刊行された。 展覧会では、作家の原風景であるライン川とその周辺の森に捧げられた新作群が公開された。シュヴァルツヴァルト(黒い森)で育ったキーファーにとって、ライン川は想像力と精神の源であり、文化的記憶と個人的経験が交差する場所だった。深いターコイズと金色の空に描かれた川の風景や、後ろ姿で佇む人物(これはキーファー自身である)の姿が、詩的かつ神話的なイメージとして立ち現れる。画面上部に記された「Anselm fuit hic(アンゼルムここに在り)」の筆致は、画家の存在証明であり、この風景が彼の記憶と作品の起点であることを示している。 本書では《Waldsteig(森の小径)》などの絵画作品に加え、落葉と天秤を封じ込めたガラスのヴィトリン作品や、幼少期のドローイングも併せて収録。キーファーの芸術がいかにして自然、歴史、そして存在の根源と向き合ってきたかを読み解くための重要な手がかりを提示する。 【詳細】 ハードカバー / 72ページ / 295×295mm(横×縦) / 言語:英語 / 刊行年:2025年 / 出版:Thaddaeus Ropac / 図版:39点 / ISBN:9783901935763 / 状態:新品 【展覧会】 「Anselm Kiefer: Mein Rhein」 2024年7月26日〜9月28日 Thaddaeus Ropac Villa Kast (オーストリア・ザルツブルグ) https://ropac.net/exhibitions/711-anselm-kiefer-mein-rhein/ 【お届けについて】 ご入金確認後3営業日以内にヤマト運輸で発送いたします。営業日15:00までのご注文は最短当日での発送が可能です。土日祝日は発送をお休みさせていただいております。 北海道や沖縄、その他の離島地域にはご指定の日時にお届けできない場合がございます。 発送が完了しましたらメールにて通知いたします。 【注意事項】 弊店でお取り扱いしている書籍は海外より直輸入しているため、輸送の際に微小な傷や角潰れが発生する場合がございます。あらかじめご了承ください。 ご注文後のキャンセルは原則不可とさせていただいております。 お客様都合(イメージとの相違、注文を間違えた等)による返品はご遠慮いただいております。特別な事情がございましたら弊店までお問い合わせください。なお返品にかかる送料はお客様ご負担となります。 お届けした商品が注文内容と異なる、または書籍に著しい破損やページの破れ、落丁・乱丁等がある場合は、弊店責任となります。返品・交換にかかる送料は弊店が負担いたします。 書籍の詳細(図版の点数や大きさ、特定の作品の収録の有無など)について、ご質問があればお気軽にお問い合わせください。

セール中のアイテム