2025年にデン・ハーグ美術館で開催された企画展「New Paris: From Monet to Morisot」の公式カタログ。19世紀後半、パリは「私たちが知っているけれど、決して捉えきれない都市」へと変貌を遂げていった。本書は、そんな「新しいパリ」を、モネ、モリゾ、マネ、ドガ、カサット、カイユボットら印象派のまなざしを通して辿る。ルーヴル宮殿のバルコニーから街を描いたモネの3点の風景画など、古典的伝統に背を向け、近代都市の「今ここ」に眼差しを向けた画期的な作品群が、半世紀ぶりに一堂に会す。フランス印象派の画家が見つめたのは、劇場やデパート、公園やカフェが生み出す、新たな都市の光景と人々の営みだった。またこの時代のパリジェンヌは「見る/見られる」存在として登場し、都市の象徴へと昇華されていく。一方、女性画家モリゾやカサットは、男性中心の社会的制約のなかでも、女性を「個」として描き続けた。華やかな都市の表層にひそむ、階級格差や排除、政治的不安…。そうした影の部分も含めて、絵画のなかのパリは確かに息づいている。
【詳細】
ハードカバー / 210ページ / 245×292mm(横×縦) / 言語:英語 / 刊行年:2025年 / 出版:Hannibal Books / 図版:150点 / ISBN: 9789464941401 / 状態:新品
【展覧会】
「New Paris: from Monet to Morisot」
2025年2月15日〜6月9日
Kunstmuseum Den Haag(オランダ)
https://www.kunstmuseum.nl/en/exhibitions/new-paris-monet-morisot
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