フランシス・ベーコン(1909〜1992)は、アイルランド・ダブリンで馬の飼育業を営む家に生まれた画家。同性愛が違法とされた時代に自身の性を隠さず、16歳の頃、保守的な父親によって家を追われた。ベルリン、パリを経てロンドンに落ち着き、20世紀を代表する画家の一人と目されるようになった。
本書は、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで開かれた展覧会『Francis Bacon: Man and Beast』(2022年1月〜4月、パンデミックの影響で延期)の公式カタログ。監修は、ベーコンの友人でもあった美術史家マイケル・ペピアットが務めた。
テーマは、ベーコンの絵における動物の立ち位置である。犬や馬をたびたび描いてきたベーコンは、1969年、初めて闘牛を主題とする一連の作品に取りかかった。人間と獣の絡み合いは危険で残酷であり、同時に不穏なほど親密でもある。両者はもがきのなかでともに歪み、エロスの気配もすぐそこにひかえている。「闘牛はボクシングに似ている。セックスに向かうすばらしい食前酒だ」とベーコンは語ったことがある。それから22年後、単独の雄牛が彼の最後の絵『Study of a Bull』の主題となった。
エッセイでは傷つきやすさ、怒り、居心地の悪さといった状態にある動物を見つめ続けることで、ベーコンが人間の内側にある本能の姿を浮かび上がらせていたと論じる。着想源として、野生動物写真集や、エドワード・マイブリッジによる人間・動物の運動連続写真が繰り返し参照されていたことも指摘。
人間と獣、そのどちらとも決めがたい輪郭線が、50年にわたる画業を追った図版のあいだで揺れ続けている。
【詳細】
ハードカバー / 160ページ / 240×280mm(横×縦) / 言語:英語 / 刊行年:2021年 / 出版:Royal Academy of Arts / 図版:160点(カラー) / ISBN: 9781912520558 / 状態:新品
【展覧会】
「Francis Bacon: Man and Beast」
2022年1月29日〜4月17日
ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(イギリス)
https://www.royalacademy.org.uk/exhibition/francis-bacon
【お届けについて】
ご入金確認後3営業日以内にヤマト運輸で発送いたします。営業日15:00までのご注文は最短当日での発送が可能です。土日祝日は発送をお休みさせていただいております。
北海道や沖縄、その他の離島地域にはご指定の日時にお届けできない場合がございます。
発送が完了しましたらメールにて通知いたします。
【注意事項】
弊店でお取り扱いしている書籍は海外より直輸入しているため、輸送の際に微小な傷や角潰れが発生する場合がございます。あらかじめご了承ください。
ご注文後のキャンセルは原則不可とさせていただいております。
お客様都合(イメージとの相違、注文を間違えた等)による返品はご遠慮いただいております。特別な事情がございましたら弊店までお問い合わせください。なお返品にかかる送料はお客様ご負担となります。
お届けした商品が注文内容と異なる、または書籍に著しい破損やページの破れ、落丁・乱丁等がある場合は、弊店責任となります。返品・交換にかかる送料は弊店が負担いたします。
書籍の詳細(図版の点数や大きさ、特定の作品の収録の有無など)について、ご質問があればお気軽にお問い合わせください。