{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/13

Hamad Butt: Apprehensions

11,000円

送料についてはこちら

ハマド・バット(Hamad Butt、1962〜1994)は、パキスタン・ラホールに生まれ、幼少期からロンドンで育ったアーティスト。1980年代から90年代に活動し、ゴールドスミスでは後のヤング・ブリティッシュ・アーティスツと同時期に学んだ。英国パキスタン人、ムスリムとして育ったクィアの作家であり、HIV/エイズ危機のただなかで、身体、欲望、感染、死をめぐる作品を制作した。 その表現は、デレク・ジャーマンのような直接的な社会的発言とは少し異なる。紫外線、化学物質、ガラス、ハエなどを使った簡潔で緊張感のあるインスタレーションによって、性や病、死を暗示的に扱った。同じ時代にエイズやクィアの経験を作品へ取り込んだフェリックス・ゴンザレス=トレスやマーティン・ウォンとの近さも指摘されている。美しく抑制された外観のなかに、身体的な危険や不安が潜む作品である。 1994年に32歳で亡くなるまでに、バットは『Transmission』(1990)と三部作『Familiars』(1992)からなる4つの主要な彫刻的インスタレーションを発表した。科学、錬金術、SF、宗教、性といった要素を組み合わせ、アートと科学の接点を独自の方法で探っている。インスタレーションだけでなく、絵画、ドローイング、映像、著述も数多く残した。 本書は、バットにとって初の大規模回顧展『Hamad Butt: Apprehensions』にあわせて刊行された本格的な研究書である。展覧会は2024年12月から2025年5月までダブリンのアイルランド近代美術館(IMMA)で開催され、その後ロンドンのホワイトチャペル・ギャラリーへ巡回した。編集は、本展のゲストキュレーターを務めたドミニク・ジョンソン。長らく十分に紹介されてこなかったバットの作品を、イギリス美術だけでなく国際的な現代美術のなかで捉え直すことを目的としている。 美術史家、キュレーター、修復家、アーティストらによる論考では、科学や錬金術との関係、1990年代のディアスポラやクィア・コミュニティとのつながり、没後の影響を検証。インスタレーション作品の新たな図版に加え、これまで公開される機会の少なかった絵画、ドローイング、著述も収録される。 フェリックス・ゴンザレス=トレスやマーティン・ウォンと同じ時代に、エイズ、欲望、死を静かで危うい作品へと変えていた作家がロンドンにもいた。その全体像を初めてまとまった形で知るための一冊である。 【詳細】 ハードカバー / 240ページ / 215×270mm(横×縦) / 言語:英語 / 出版:Prestel / ISBN: 9783791377704 / 状態:新品 【お届けについて】 ご入金確認後3営業日以内にヤマト運輸で発送いたします。営業日15:00までのご注文は最短当日での発送が可能です。土日祝日は発送をお休みさせていただいております。 北海道や沖縄、その他の離島地域にはご指定の日時にお届けできない場合がございます。 発送が完了しましたらメールにて通知いたします。 【注意事項】 弊店でお取り扱いしている書籍は海外より直輸入しているため、輸送の際に微小な傷や角潰れが発生する場合がございます。あらかじめご了承ください。 ご注文後のキャンセルは原則不可とさせていただいております。 お客様都合(イメージとの相違、注文を間違えた等)による返品はご遠慮いただいております。特別な事情がございましたら弊店までお問い合わせください。なお返品にかかる送料はお客様ご負担となります。 お届けした商品が注文内容と異なる、または書籍に著しい破損やページの破れ、落丁・乱丁等がある場合は、弊店責任となります。返品・交換にかかる送料は弊店が負担いたします。 書籍の詳細(図版の点数や大きさ、特定の作品の収録の有無など)について、ご質問があればお気軽にお問い合わせください。

セール中のアイテム