
【4/29〜5/6】今週の新入荷書籍
GWはいかがお過ごしでしょうか。
天気も程よく晴れ、旅行日和だった方も多いはず。
GWの終わりはアートブックとともにゆっくりと過ごしてみてはいかがですか?
今週ショップに追加した新入荷の書籍をピックアップしてご紹介します。

Monet's Trees: Paintings and Drawings
¥3,300(税込)
印象派の代表的な画家の一人であり、19世紀で最も有名な風景画家でもあるクロード・モネ (1840〜1926)は、自然界の繊細さを表現することに生涯を捧げた。セーヌ川の霧に包まれた柳や、地中海の太陽に照らされたヤシの木、雪の積もったポプラなど、木々はモネの作品において重要なモチーフであり、多彩な表現が試されている。本書では、5つのテーマに分けたセクションで、世界で最も愛されているモネの風景画を、簡潔かつ非常にわかりやすく解説している。

Turner & the Sea
¥8,800(税込)
グリニッジ王立美術館(イギリス)が主催した大型の巡回展「Turner & the Sea」に併せて刊行されたカタログ。「ターナーと海」をテーマに、初期のアカデミズム絵画から晩年に制作された実験的な作品まで、ターナーの有名な海景画を多数収録。『輸送船の難破』(1810年)、『トラファルガー海戦』(1805年)、『戦闘船テメレール号』(1838年)などターナーの海景画の代表作に新しい光を当てている。また、ジョン・コンスタブル、オーガスタス・ウォール・コールコット、リチャード・パークス・ボニントン、クラークソン・スタンフィールドといった同時代のイギリスの画家たちとの関連性を探りながら、ターナーの革新的なヴィジョンとその背景にも迫る。

Walter Crane
¥3,800(税込)
イギリスの画家、イラストレーターのウォルター・クレイン(1845〜1915)は、ラファエル前派や浮世絵の影響を受け、優美な線画と艶やかな色彩による数々のイラストレーションを手がけた。イギリス絵本の黄金時代の立役者として知られ、ケイト・グリーナウェイと並び、現代でも人気の高い画家である。またウィリアム・モリスとも親交を持ち、装飾芸術の分野でも活躍した。本書ではクレインによるポスターや版画、『美女と野獣』『シンデレラ』などの童話集の挿絵などを抜粋して紹介。世紀末のイラストレーションの魅力が詰まった一冊となっている。

Wayne Thiebaud: Draftsman
¥4,950(税込)
アメリカの画家ウェイン・ティーボー(Wayne Thiebaud、1920〜2021)の作品集。ティーボーはカラフルなパイやアイスクリーム、ケーキの絵画で知られ、ポップ・アートに関連する芸術家として認知されている。本書はMorgan Library & Museum(ニューヨーク)での展示に伴って、ティーボー本人の全面的な協力のもと編集された。初期に描かれたスケッチ、鮮やかなパステル画、ドローイングなど約90点の作品を掲載。

Renoir, Monet, Gauguin: Images of a Floating World
¥11,000(税込)
モネ、ルノワールなどのフランス印象派やゴーガンをはじめとするポスト印象派の画家は、20世紀初頭に欧米のコレクターに評価されただけでなく、日本にも早くから受容された。2022年に開館100周年を迎えたフォルクヴァンク美術館(ドイツ)では、創設者カール・エルンスト・オストハウス(1874〜1921)によるポスト印象派の優れたコレクションを公開する特別展が開かれ、同展には東京国立西洋美術館の基礎を築いた松方幸次郎コレクションの印象派の名画も並んだ。松方コレクションが日本国外で包括的に紹介されるのは、1950年代以降では初めてである。本カタログでは、約120点の作品を独自に編纂し、オストハウスと松方という二人のコレクターの重要性に迫る。ポール・セザンヌ、ポール・ゴーガン、エドゥアール・マネ、クロード・モネ、カミーユ・ピサロ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、オーギュスト・ロダンなどの絵画、素描、彫刻のほか、日本のアーティストの束芋と塩田千春による新作インスタレーション、松方・オストハウス旧蔵品から東アジア作品のセレクションが掲載されている。また、日本のベストセラー作家である村田沙耶香の短編小説が添えられている。

Hilma af Klint: Artist, Researcher, Medium
¥8,500(税込)
本書は2020年にマルメ近代美術館(スウェーデン)で開催されたヒルマ・アフ・クリントの特別展に併せて刊行されたカタログとなっている。美術史学、神智学、スピリチュアル、量子力学など様々な分野を横断しながら、クリントがいかにして抽象絵画の先駆となり、自身の絵画を高次元の意識に結びつけることができたのかを探究する。280点以上のオールカラーの図版で、未知の驚きに満ち溢れたヒルマ・アフ・クリントの世界をじっくりと鑑賞できる。
※本文スウェーデン語
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